傍楽 - Kaori's Blog

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会事業家・活動家から感じたことを綴っていきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

CSR48女子会 with オルタナ森編集長

CSR48女子会 with オルタナ森編集長 オルタナ森編集長とのCSR情報交換会。女子会だけど、話の内容はいつも真面目で、無条件の楽しさがある😊

駒澤大学で「CSRとパラレルキャリア」をテーマに講師をさせていただきました!

今年も、駒澤大学 経済学部 今井 迪代先生のボランティア経済の授業でCSRとパラレルキャリアをテーマに講師をさせていただきました😄 経済学部の中にボランティア経済の授業があることがすごいなと思います。CSRを知らない方も少なくないのですが、関心が高く…

映画『女神の見えざる手』

映画『女神の見えざる手』を観ました。政府を影で動かす女性ロビイストが主人公のポリティカル・サスペンスなのですが、日本とは政治状況が違いすぎて、ややカルチャーショック。ロビー会社って、日本ではあっても機能しないから無いのかしら?

【映画】サウンド・オブ・ミュージック

サウンド・オブ・ミュージックを、「午前10時の映画祭」で観てきました。 asa10.eiga.com 映画館で観るのは2回目ですが、やっぱり映画館で観るべき名作ですね。 以前観た時は、一家はなぜ亡命しなくてはならなかったのかという、この映画の社会的背景を深く…

【読書ノート】となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS 織田 朝日 (著)

本書は、15年間日本で外国人支援(主に品川と牛久の施設に収容されている人)をボランティアでおこなってきた織田氏による支援の内容が記載されています。 昨今問題になっている、入管での外国人の長期収容問題。この問題で子どもにスポットがあたることはあ…

【映画】リトルプリンス 星の王子さまと私 ~ 問題は大人になることじゃない、 忘れることだ

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」がアニメ映画化されているということで、観てみました。 リトルプリンス 星の王子さまと私(字幕版) 発売日: 2016/02/24 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 「星の王子さま」は原…

避難所のダイバーシティ運営のむつかしさ~難民支援の視点から~

文化放送「防災アワー」で、難民支援協会の鶴木さんのラジオを聴きました。「なるほど」と思ったのは、難民と被災者には共通している課題が多いということです。避難している被災者もまた「危険から逃げ避難している人」なんですね。難民支援のご経験は、被…

【映画】フリークス(怪物圑)トッド・ブラウニング監督

イギリスで公開されてすぐに上映禁止され、30年間もの間上映禁止となっていた、トッド・ブラウニング監督のフリークス(怪物圑)が、アマゾンプライムで観れるようになっていました。60分なので、ぜひ観てみてください。 怪物圑(字幕版) メディア: Prime V…

入管の裁量行政について

今日は入管行政の課題について議論。課題としてあがったのは「入管の裁量行政」。入管が裁量的であることの問題点を、「労働」と「人権」の問題から議論しました。 そして、立ちはだかる最高裁判所の判例としての「マクリーン事件」。ここで入管行政の広範な…

言葉の壁から避難所に入れなかった外国人~多言語通訳サービスの必要性~

言葉の壁から外国人も避難所に入れなかった外国人 避難所に入れても情報弱者 多言後通訳サービスの必要性 言葉の壁から外国人も避難所に入れなかった外国人 台風19号では路上生活者が避難所から受入拒否をされたという命に関わる問題が発生しましたが、外国…

オリンピックの裏で起きている人権問題について

車の中で流れていた堀潤さんのラジオJAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIOで「難民申請者を入国管理局の収容施設で長期間にわたって拘束している問題」を取り上げていたのですが、東京オリンピックの裏でこんな人権問題が起きていることにショックを受けま…

映画「ジョーカー」の感想

ジョーカー観ました。 wwws.warnerbros.co.jp 個人的には見出しにあるような「格差と差別、弱者に無関心な社会に見捨てられた中年男性の内面を描くリアルな映画」という、自分たちとは切り離した同情の視点には少し違和感がありました。こういう視点が、そも…

【読書ノート】ひとりで生きていく [ ヒロシ ]

ゆるキャン初心者として、ソロキャンプYouTuberのヒロシからは勉強させていただいております。思わず、買ってしまいました。 ひとりで生きていく [ ヒロシ ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > エッセイ > エッセイショップ: 楽天ブックス価格…

【読書ノート】さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 《永田カビ》

タイトルにひかず、読んで欲しい一冊。作家の永田カビさんのご自身の経験を漫画にしたもの。 さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 作者: 永田カビ 出版社/メーカー: イースト・プレス 発売日: 2016/06/17 メディア: コミック この商品を含むブログ (27件) …

学生限定アプリ「ひま部」のサービス終了におもうこと。

児童被害の温床になっていた学生限定アプリ「ひま部」が今年一杯でサービス終了に。 ひま部のアルパカブログ — サービス終了のお知らせ しかしながら、児童が性被害などに遭ってしまうそもそもの大きな原因は、SNSに依存せざるを得ない彼らが抱える困難や孤…

「居場所カフェ」は学校の中にあるセーフティーネット ~居場所カフェが教育を変えていく@大阪③

高校内居場所カフェの生みの親、一般社団法人 office ドーナツトーク 辻田梨紗さんのお話から 感想 講演内容レポート ドイツへ視察 hsg(基幹学校)にあった「カフェ」との出逢い 帰国後、大阪で居場所カフェを開始 居場所カフェで出会った子ども達 居場所…

 つぶやきを相談に変える「となりカフェ」。排除しない学校を目指す大阪府立西成高校~居場所カフェが教育を変えていく@大阪②

日本で初めて高校内居場所カフェを導入した大阪府立西成高校 山田勝治校長 日本で初めて高校内居場所カフェを導入した大阪府立西成高校 山田勝治校長 感想 講演レポート そもそも「学校」とは何か? 「となりカフェ」が学校内にある意義 居場所カフェは教員…

子どもの声を聞く場としての「高校内居場所カフェ」~居場所カフェが教育を変えていく@大阪①

日本大学 末冨芳教授の基調講演「たのしい学校じゃダメですか?」 日本大学 末冨芳教授の基調講演「たのしい学校じゃダメですか?」 日本初の高校内居場所カフェ 子どもの声を聞く場としての「居場所カフェ」 変わらなくてはいけないのは「大人」 日本初の高…

子どもの権利条約

今日は、所属している子ども支援団体の必須研修で、子どもの権利条約について学びました。 子どもの権利条約ネットワーク(NCRC) 子どもの「意思表明権」は、子どもが言語で表明することだけでなく、Feelingも含まれているというのが一つのポイントだと思い…

横浜松縁会の勉強会に講師として参加させていただきました!

横浜松縁会の勉強会に講師として参加させていただきました。 横浜での会だったので、今回はNPO法人パノラマの広報として参加させていただき、前半は世界の社会問題と企業の取り組み(CSR/SDGs)、後半は日本の貧困問題に絞り、その中で貧困の連鎖を断ち切る…

"通訳"では充分でなく、なぜ"日本語教育"が必要なのか

先週はEDAS主催 第26回外国人政策勉強会で、講師は神吉宇一さん(武蔵野大学准教授、日本語教育学会副会長)、テーマは「外国人との共生時代に不可欠な日本語教育の現状と課題」でした。 www.facebook.com 日本語教育は"承認と"自己実現"に必要 外国人との共…

"働く母"は歓迎されるのに、"高校生マザーズ"が排除されるのはなぜか。

日本の10代妊娠・出産に対する対応は遅れていると言われていて、妊娠後に伴う退学の多さ(退学するように誘導される)や、社会全体の生命倫理観の欠如に田中さんは言及されてます。(下記記事参照) blogos.com 働く女性は守られる(働き続けられる)ようにな…

「看取り」とは何か ~「アミターバ」を読んで

先日、日本の多死社会に備えて「看取り士」という方々がいることを知りました。そんなニーズがあるのかと思いましたが、先日の哲学カフェでも「親を看取るとは何か?」というテーマ候補があり、そもそも「看取る」とは何なのでしょうか。「死を経験した当事…

''何もしない''ということが''働く''ということになるか~哲学カフェより

昨日は哲学カフェでした。 カフェのテーマは「働くとはどういうことか」。「働く」ということは、現代社会においては、あくまでも仕事として生活から切り離されているというのが現実としてあるのだけれど、昔は生活の一部としてあったもので、これから私たち…

【EDAS勉強会】外国人向け多言語サービスについて~情報を保証するという視点

少し前になりますが、EDAS勉強会テーマは「外国人向け多言語サービスの概要と課題」についてで、講師は、ランゲージワンの高橋さんでした。 外国人向け多言語サービスとは 外国人が日本で暮らす中で、言語の壁から、様々なコミュニケーションの問題が発生し…

企業化するNPO2 「当事者隠ぺいと既成価値の強化」に参加

4月20日に東洋大学で開催された、一般社団法人officeドーナツトーク田中さん主催の「企業化するNPO2 当事者隠ぺいと既成価値の強化」に参加した。昨年の「劣化する支援」に続いての会。一見わかりにくいこのテーマは、特定団体を批判するためにやっているわ…

夜間中学に通う外国人の子どもたち

NHKで日本で高校受験に苦労している外国人の子どもの特集がありました。今、「夜間中学」の8割が外国人なんですね。少し、驚きました。 www.nhk.or.jp 高校受験において、外国人のために設けられた“特別枠”というものがあるようなのですが、この倍率が高くな…

親の許可が無いと参加できない「ファミマ子ども食堂」について思うこと

ファミリーマートが「ファミマ子ども食堂」を全国展開させるようですが、それについての懸念と意見を書いた藤田氏のブログに賛否両論があるようです。 news.yahoo.co.jp ファミマの子ども食堂とは、実際にどのような取り組みなのでしょうか。プレスリリース…

NPOの支援現場とAI

私は、本業ではAIなどの最新テクノロジーをコールセンターの現場で活用することを推進する仕事をしているが、先日以下の記事を読んで、NPOの支援現場にAIが活用される日は来るのだろうか、ということをふと考えた。 www.businessinsider.jp NPOなどの支援現…

二枚目の名刺「EDAS」活動開始

EDASのメンバーになりました。 EDASとは外国人の定住支援の現場をもっている or 関心のある多様な職種の方が集まっている団体で、「来た時よりも、もっと日本を好きに。」をスローガンに勉強会やフィールドワークなどをおこなっています。中間支援組織的な役…