傍楽 ~未来をつくる仕事をしよう~

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会事業家・活動家から感じたことを綴っていきます。

入管の裁量行政について

今日は入管行政の課題について議論。
課題としてあがったのは「入管の裁量行政」。
入管が裁量的であることの問題点を、「労働」と「人権」の問題から議論しました。

そして、立ちはだかる最高裁判所判例としての「マクリーン事件」。ここで入管行政の広範な裁量権について、最高裁がお墨付きを与えていることを知りました。

今批判されている入管による長期収容の問題の背景も少しわかりましたし、裁量的にせざるを得ない理由があることもわかりました。

ただ、長期収容の問題は、本当に深刻な人権問題だと思います。
例えば、オーバーステイで収容されている人には、どのような事情があるのだろうと想像したとき、全体の人数からしたら少ないかもしれないけど、

・この長期収容が怖くてDVに遭ってても離婚できない人が増えるかもしれないなぁ
・耐えられなくて逃げたときに運悪くオーバーステイになってしまい収容された人もいると聞いた
・親子で引き離されてしまって、いつ子どもに会えるかわからない人もいる

など、こういった社会的に弱い立場の人々が置かれている環境を入管はどこまで想像し配慮してくれるんだろうかと、そんな議論もありました。

入管に収容されている人は公衆電話しか利用できないみたいです。
以前、難民支援をしている方から、入管に収容されている外国人からの電話の話を聞いたことがありました。
彼らは、やっとの思いで電話をしてきているのだけれど、最近は対応できる言語以外の入電も増えてきていて、折り返しもできないから、その電話を切るしかなくやりきれない思いをしている、という話でした。


その時は、その「やっとの思い」というのが、いまいちピンときてなかったけれど、今日は少しだけ理解することができました。