傍楽 ~未来をつくる仕事をしよう~

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会事業家・活動家から感じたことを綴っていきます。

【読書ノート】洗脳 地獄の12年からの生還  <Toshl (著)>

旅先からの電車の中で読み切ってしまいました。
洗脳とはこういうことなのかというのがリアルにわかる。

ホームオブハート団体代表と幹部である元妻のタッグによるマインドコントロールと心身に対しての暴力による支配が12年も続いていたのですね。そして10億以上の収奪。マインドコントロールがとけたとき、その主犯格の相棒が自分のパートナーだと悟った時の心情は計り知れないものがあるとおもいます。
本書のあとがきは最近メディアで注目されている紀藤弁護士で、以下のような文章がありました。

「洗脳事件は交通事故のようなもの」と私が指摘する根拠もここにあります。つまり、カルトの加害者と被害者が出会っても、そのとき被害者になる人が悩みを抱えていて精神的に不安定な状況でなければ、深入りする危険性はほとんどなかったと言えると思います。


弱った人に善意の顔で近づき利用し、徹底的に搾り取るという行為をしても、主犯の二人は今も逮捕されていなく、団体名を変えて活動をしている。そんなこと、許されるのですね。

紀藤弁護士はToshiさんのメディア報道から当事者から相談が相次いだようで、Toshiさんが団体と決別後協力して活動されているようです。

本書の中でもお二人が触れていましたが、この団体の共同生活の中には子どももいて、ダンボールの中に入れられていたとか、学校には行かせてもらえないとか深刻な児童虐待の環境もあったようで、その子たちがその後どうなっているのか、とても心配に思います。そして、有効な対策も見いだせていない。子どもの権利とは、、と考えてしまいました。

officeドーナツトーク「居場所カフェでのかかわりは何が違うのか」に参加しました。

officeドーナツトーク主催のオンラインイベント「zoom校内居場所カフェ(ロールプレイ含む)16 居場所カフェでのかかわりは何が違うのか」に参加しました。

本イベントの趣旨としては、居場所カフェでのスタッフの動き(生徒との関わり方)のノウハウ部分がまだ教科書化されていないので、officeドーナツトークとしてZOOMを使ってコンテンツ化していきたいとのことでした。

居場所カフェというのは流動的な動きであり、無意識的な組織の動きであり、とても運営がむつかしい。だから現場で働いている人のために、わかりにくいことを言語化していくということを忘れずにいたいと思う。(田中さん)

内容は、田中さんと辻田さんの対話と実践としてロールプレイング(辻田さんが支援者役、田中さんが生徒役)がありました。

www.facebook.com

 

  1. 居場所での生徒との関わり方で気を付けていることはあるか。

    声をかけやすい子にスタッフが群がらないようにバランスをとる。ぽつんとする生徒の気持ちとして、スタッフがみんな一人の生徒のところに行ったら、居場所カフェにいづらくなる子が出る。淡路プラッツ時代に居酒屋プラッツというのをやっていて、入りたいけど入れない子の時間つなぎをしていた経験がある。特に居酒屋プラッツは有料だったから、「私の居場所はなかった」という状況にならないように気をつけていた。

    ほったらかしにしてもいけないし、ずっと話しかけてもいけない。そこがむつかしい。(辻田さん)

  2. 居場所でどうやって生徒に声がけしているのか。

    生徒が見てるものがあれば、「これって何?」と聞いたりする。その子が外につながるツールを示してくれてると思っているから。
    最近はカフェでスマホを見ている子が多い。ただ、スマホで見ているコンテンツを聞くことはしない。それはプライベートなことだから、声をかけるとしたら「そのカバーどこで買ったん?」など、スマホの外側の話をする。(辻田さん)

    スマホはネタにしやすい。LINEも「どんな感じのLINE?」くらいは聞いたりする。僕はスマホをきっかけに恋人の話などを聞くけれど、辻田さんは聞かないのか?カバーの話だけで終わってしまったら、振り返りの時に困らないか?(田中さん)

    困らない。カバーの話をすることで、その生徒の声・表情・トーンなどがわかる。それだけの情報しか得られなかったとネガティブには思わない(辻田さん)

  3. 生徒に聞かなくてはいけない時・伝えなくてはいけない時、そのタイミングは?


    急いで聞くよりも、タイミングを待つことを大切にしている。急いで失敗したことはあるが、待って失敗したことはない。(辻田さん)

    そのタイミングがくる?本当に?待ちすぎると?(田中さん)

    軽いトークからより深い話を聞くために、その生徒と話を続けるかは、生徒が話したいと思うかどうかの反応を伺い判断する。相手の感情をみて、押したりひたり。相手の状態をみて。(辻田さん)

    辻田さんは居場支援からスタートしていて、僕は深い話をする個別支援から入っているので、そこで支援の違いはあるのかもしれない。(田中さん)

  4. 居場所では支援者も役割をおろす

    居場所では高校生にも役割をおろしてほしいから、自分もリーダーという役割をおろしたい。リーダーのタイプもいろいろあり、例えばパノラマのようなカフェマスターという役割もある。自分がカフェマスターをやろうとすると、パノラマのような雰囲気のマスターではなく、ちゃんとしたリーダーになってしまうので、自分はリーダーという役割をおろすようにしている(辻田さん)

  5. 感想

改めて居場所カフェの運営はとても難しく、特に責任者という立場でカフェを運営するということは、居場所を流動体として見ながらも1人の生徒もみていくという、とても経験知の高いお仕事だということを改めて感じました。

これまでも居場所カフェの作り方のイベントや書籍なども発売されていますが、居場所カフェ導入までの学校との協業の流れや必要なコンテンツは何かという視点の共有が中心だったので、今回のようなスタッフ(支援者)の居場所内での動きにフォーカスしたものは、とても貴重であり勉強になりました。

また居場所カフェを運営する支援者の中にも、色々なタイプの支援者がいることは、生徒が心情や状況に応じて支援者を選べる自由があるということでもありますし、素晴らしいことだと思いました。
パノラマの居場所カフェとドーナツトークの居場所カフェの違い、ドーナツトーク内でも田中さんと辻田さんの支援者としてのスタンスの違いも大変興味深かったです。

 

www.akashi.co.jp

npopanorama.stores.jp

 

自分の人生を言語化するということ

今日は、officeドーナツトーク田中俊英さんが地元のDaddy(親族が経営)まで来てくださいました。なんだか、いつもより率直な話ができたように思い、とても楽しかったです
 
【印象に残った問い】
  • なぜ、私はどんどん重いテーマ(社会問題)に入りこんでいくのか?
  • 自分の在り方(人とは違う生き方を選択したこと)を、ちゃんと言語化していった方がいいのではないか。(それを人に見せる必要は必ずしもない) 続きを読む

NPOパノラマ 第1回ファンミーティング(11/28)

先週はNPOパノラマの第1回ファンミーティング@よこはま北部ユースプラザでした。

ファンミーティングの趣旨としては、パノラマのファン(正会員・ボランティア)が、なぜパノラマを応援しているのか、パノラマへの期待などをざっくばらんに聞きたいというもので、私は正会員&ボランティアという立場で参加させていただきました。

今回は初めてお会いするボランティアさんも多かったのですが、皆さんと話していて、なぜ私にとってパノラマが必要なのかということを改めて考えるよい機会となりました。

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国際男性デー(11/19)

11/19が国際男性デーであることをつい最近まで知らなかったのですが、19日に港区立男女平等参画センター主催「男はつらいよ」で終わらせない-男らしさの呪いから抜け出すために-に参加しました。以下メモです。

数多くの男性特権があることは事実だけれど、では男性たちは幸福で自由なのか?

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