傍楽 ~未来をつくる仕事をしよう~

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会事業家・活動家から感じたことを綴っていきます。

NPOの支援現場とAI

私は、本業ではAIなどの最新テクノロジーをコールセンターの現場で活用することを推進する仕事をしているが、先日以下の記事を読んで、NPOの支援現場にAIが活用される日は来るのだろうか、ということをふと考えた。

www.businessinsider.jp

NPOなどの支援現場やコールセンター(自殺予防やチャイルドラインなど)において、 AIが音声認識技術で相談者の声から感情をリアルタイムに分析したり、支援者に回答のリコメンドをする技術が導入されるようになったりするのだろうか。(もうトライアルで始まっていたりするのだろうか)

企業と消費者との関係性と比べて、相談者と支援者との関係性には様々な原因が複合的して今に至っていたり、支援者の言葉が相談者の人生そのものに影響したりするので、導入も慎重になるべきだと思うし、そもそも効果があるのかも微妙に思う。
それこそ、支援者の支援哲学のようなものは育たなくなってしまうと思うし、画一的な支援者ばかりになってしまうのではないかという懸念もある。個人的には、ベテラン支援者のスキルというのは、当面AIには代替えできないと思います。
だから、彼らのスキルや支援哲学に触れると、すごいな~と思うのです。

 

ただ、ボランティアマネジメント(ボランティアさんに日々の感謝をしっかり伝えたり、ボランティアさんが期待していることを把握したり、現場の情報をタイムリーにお届けすることで、ボランティアさんのファン度を高める)という点では、マーケティングオートメーションは活用してみたい。

あと、「居場所とロボット」という点(ロボットが友達になる時代では、自分の居場所を見失う人が出てくる)はロボットとの関係性と、人間メインのサードプレイスと共存できればいいんじゃないかって思いますけどね~。

「双方向な関係というと、今までは人間対人間でしたが、人間対機械が加わっていくのです。ロボットは感情を読み取り、同情や共感を示してくれるようになります。その時、友達が信頼しているのは僕だけと思っていたのに、それがロボットに取って代わられたら、『僕の居場所は世界のどこにあるんだろう』と思う人は出てくるでしょう」