傍楽 - Kaori's Blog

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会事業家・活動家から感じたことを綴っていきます。

レポート

読書会(10/22)「離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告」( 棚瀬/一代著 光文社 )

10月22日(日)に「離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告」( 棚瀬/一代著 光文社 )の読書会を開催します。

【開催報告】読書会「顔面バカ一代--アザのあるジャーナリスト」( 石井政之著 論創社 )

9月9日(土)に、読書会「顔面バカ一代--アザのあるジャーナリスト」( 石井政之著 論創社 )を開催しました。 当日は、子ども・若者支援に携わっている女性3名で、約3時間弱意見交換をしました。

NPOパノラマ 第1回ファンミーティング(11/28)

先週はNPOパノラマの第1回ファンミーティング@よこはま北部ユースプラザでした。 ファンミーティングの趣旨としては、パノラマのファン(正会員・ボランティア)が、なぜパノラマを応援しているのか、パノラマへの期待などをざっくばらんに聞きたいというも…

「新自由主義NPO」を問う~NPOのミッション・ドリフト研究会 スピンオフ

予定していたNPOのミッション・ドリフト研究会が延期になったため、スピンオフが先週末に開催。忘れないうちにレポートを。

「アンダークラス化する若者たち」出版報告シンポジウム(1回目)に参加~サポステの来所者の変化について

先日、「アンダークラス化する若者たち」出版報告シンポジウム シリーズ1回目「若者問題とは何か」に参加しました。 アンダークラス化する若者たち――生活保障をどう立て直すか 作者:宮本 みち子,佐藤 洋作,宮本 太郎 発売日: 2021/03/26 メディア: 単行本(…

チルドレンファーストであるために、面会交流支援事業を無料化にしたという話を聞いて。

先日、NPOウィーズ主催「どうする!?日本の親子関係〜なぜ、私は生まれたの?〜」に参加しました。ウィーズさんは面会交流支援をしている団体ですが、知人から薦められてメルマガを購読しており、こちらのイベントの開催を知りました。

親が離婚した子どもに必要なのは何か〜共同親権連続オンライン学習会の感想 (講師/嘉田由紀子議員)

12月12日に、市民ネットワーク千葉県主催の「共同親権」オンライン連続学習会の第1回目に参加した。講師は嘉田由紀子議員。 本題に入る前に、離婚後の子どもの支援をしている自治体として、明石市の事例が紹介されたが、本当に明石市はすばらしいと思う。親…

高校内居場所カフェがクローズしていた間に起きていたこと〜高校内居場所カフェサミット2020に参加〜

高校内居場所カフェサミット2020に参加してきました! カフェサミットは今年で3回目で、私はなんと皆勤賞。パノラマへの愛を感じます(笑)。そういえば、第1回の基調講演は、officeドーナツトークの田中俊英さんでしたね。 www.facebook.com 今回の登壇者(…

「新自由主義と子ども②〜新自由主義的発想とは?」に参加しました!

先日参加した勉強会「新自由主義と子ども②〜新自由主義的発想とは?」をまとめました。講師は、officeドーナツトーク田中さんと神戸フリースクール竹林さん。こちらのまとめは、私のバイアスが入っていることを前提としてお読みいただければと思います。 www.…

フリースクールで性暴力事件がなぜ起きたのか

隠された声〜フリースクール性暴力事件に参加し、フリースクールで起きた「スタッフによる性暴力事件」に関して議論しました。 この問題は一般にはあまり知られていませんが、フリースクールで性暴力が起きていたことが訴訟によって判明し(2016年)、2019年…

「8050問題」今の社会に足りないものと必要な支援~パノラマトークVol.03

パノラマトーク Vol.03 に参加してきました。新型肺炎の影響で参加者は少なかったですが、今年度のまとめを聞けて良かったです。ボリュームがあったので、何回かに分けながらポツポツ書いていきたいと思います。順番は前後しますが、最後のセッション『パノ…

ネットを介した若年層の性の搾取〜ライトハウス活動報告会より〜

目次 ネットを介した若年層の性被害 オンラインアウトリーチという手法 足りないものは何か ネットを介した若年層の性被害 10日にNPO法人ライトハウス | 人身取引被害者サポートセンターの活動報告会へ行ってきました。人身取引というと奴隷などをイメージさ…

「居場所カフェ」は学校の中にあるセーフティーネット ~居場所カフェが教育を変えていく@大阪③

高校内居場所カフェの生みの親、一般社団法人 office ドーナツトーク 辻田梨紗さんのお話から 感想 講演内容レポート ドイツへ視察 hsg(基幹学校)にあった「カフェ」との出逢い 帰国後、大阪で居場所カフェを開始 居場所カフェで出会った子ども達 居場所…

 つぶやきを相談に変える「となりカフェ」。排除しない学校を目指す大阪府立西成高校~居場所カフェが教育を変えていく@大阪②

日本で初めて高校内居場所カフェを導入した大阪府立西成高校 山田勝治校長 日本で初めて高校内居場所カフェを導入した大阪府立西成高校 山田勝治校長 感想 講演レポート そもそも「学校」とは何か? 「となりカフェ」が学校内にある意義 居場所カフェは教員…

子どもの声を聞く場としての「高校内居場所カフェ」~居場所カフェが教育を変えていく@大阪①

日本大学 末冨芳教授の基調講演「たのしい学校じゃダメですか?」 日本大学 末冨芳教授の基調講演「たのしい学校じゃダメですか?」 日本初の高校内居場所カフェ 子どもの声を聞く場としての「居場所カフェ」 変わらなくてはいけないのは「大人」 日本初の高…

【EDAS勉強会】外国人向け多言語サービスについて~情報を保証するという視点

少し前になりますが、EDAS勉強会テーマは「外国人向け多言語サービスの概要と課題」についてで、講師は、ランゲージワンの高橋さんでした。 外国人向け多言語サービスとは 外国人が日本で暮らす中で、言語の壁から、様々なコミュニケーションの問題が発生し…

企業化するNPO2 「当事者隠ぺいと既成価値の強化」に参加

4月20日に東洋大学で開催された、一般社団法人officeドーナツトーク田中さん主催の「企業化するNPO2 当事者隠ぺいと既成価値の強化」に参加した。昨年の「劣化する支援」に続いての会。一見わかりにくいこのテーマは、特定団体を批判するためにやっているわ…

SDGsの広がりへの期待と懸念 ~CSRコミュニティの役割について考えた~

SDGsの広がり 講談社が発刊する女性情報誌FRaU(フラウ)が2019年1月号で一冊全てSDGsを取り上げ、同時にFRaU×SDGsプロジェクトを始動した。 私が所属しているCSR48(CSRを推進する女子コミュニティ)でも、メンバーが「FRaU SDGs号」発刊&「FRaU×SDGsプロジ…

人はなぜ寄付するのか ~「社会参加」から寄付による「アイデンティティの確立」へ~

昨日は、キフカッション・コレクション~寄付について語る、夏の夕べ~(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)に参加してきました!ボランティアとして関わっているNPO法人パノラマが今月から毎月応援サポーターを始めまして、ファンドレイジング担当になったの…

「ホームレス」は路上に放置された障害者の問題~ハウジングファーストという逆転の発想から生まれた支援モデル~

今週は、ホームレス問題に取り組む「TENOHASI」代表理事の清野賢司さんのお話をお聞きする機会がありました。 tenohasi.org 清野さんは、都内中学校の社会科の教員をしながらTENOHASIの代表理事兼事務局長として活動されていましたが、昨年退職しTENOHASIの…

若者支援は10代にもっと投資すべき①~NPO法人パノラマの高校内居場所カフェ事業「ぴっかりカフェ」の事例から~

本日は、昭島市議会みらいネットワーク会派主催の「第8回まちづくりシンポジウム 地域がつくる中高生の居場所〜校内居場所カフェ」に参加してきました。今月は、子ども・若者のサードプレイスを考えることを目的とした校内居場所カフェのイベント3つ目です。…

困難を抱えた若者のサードプレイス~西成高校にモーニングカフェがある意味~

今月7日は、大阪の一般社団法人officeドーナツトーク代表の田中俊英さんが地元立川で講演されるとのことで、職場からダッシュで駆け付けました。主催は立川青年会議所で、テーマは「大人も子供も繋がる場所~サードプレイスについて考えよう~」です。 ※offi…

ロマンチック・ラブ・イデオロギーというバイアス③~正しい関係と気持ち良い関係の違い~

前回の続き。 comriap.hatenablog.com comriap.hatenablog.com これまでの話から 「正しい関係と気持ち良い関係は異なる」 ということがわかる。 熊谷氏は、【正しい関係】については議論されつくしてきたが、【気持ち良い】関係については、ほとんど議論さ …

ロマンチック・ラブ・イデオロギーというバイアス②〜女性に過度な期待がかかる日本の家族制度〜

前回の続き 「家族」という言葉を聞いて、「家族団欒」などをイメージする人もいれば、「修羅場」「地獄」など心が凍りつく人もいる。 障害をもつ人にとって、家族は後者となる場合もあり、家族からの介助の延長線は暴力につながりやすいと聞いた。つまり、…

ロマンチック・ラブ・イデオロギーというバイアス①~無意識の同調圧力の罪深さを考えた~

先日参加した、「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2017」で、「障害者と性」(身体障害が中心)とい うプログラムがあった。 www.social-innovation.jp このプログラムの中で、もっとも印象的だったのは登壇者の一人であった、小児科医で、脳性ま…

【セミナー・レポート】フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官の講演会「難民の国際保護と私たちにできること~教育の役割~」~とUNHCR難民高等教育プログラム 卒業生によるディスカッション

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)トップを務めるフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官の講演会「難民の国際保護と私たちにできること~教育の役割~」が、19日(日)上智大学にて開催されました。 ■難民支援における教育分野の重要性についてフィリッ…