傍楽 - Kaori's Blog

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会事業家・活動家から感じたことを綴っていきます。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書ノート】となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS 織田 朝日 (著)

本書は、15年間日本で外国人支援(主に品川と牛久の施設に収容されている人)をボランティアでおこなってきた織田氏による支援の内容が記載されています。 昨今問題になっている、入管での外国人の長期収容問題。この問題で子どもにスポットがあたることはあ…

【映画】リトルプリンス 星の王子さまと私 ~ 問題は大人になることじゃない、 忘れることだ

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」がアニメ映画化されているということで、観てみました。 リトルプリンス 星の王子さまと私(字幕版) 発売日: 2016/02/24 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 「星の王子さま」は原…

避難所のダイバーシティ運営のむつかしさ~難民支援の視点から~

文化放送「防災アワー」で、難民支援協会の鶴木さんのラジオを聴きました。「なるほど」と思ったのは、難民と被災者には共通している課題が多いということです。避難している被災者もまた「危険から逃げ避難している人」なんですね。難民支援のご経験は、被…

【映画】フリークス(怪物圑)トッド・ブラウニング監督

イギリスで公開されてすぐに上映禁止され、30年間もの間上映禁止となっていた、トッド・ブラウニング監督のフリークス(怪物圑)が、アマゾンプライムで観れるようになっていました。60分なので、ぜひ観てみてください。 怪物圑(字幕版) メディア: Prime V…

入管の裁量行政について

今日は入管行政の課題について議論。課題としてあがったのは「入管の裁量行政」。入管が裁量的であることの問題点を、「労働」と「人権」の問題から議論しました。 そして、立ちはだかる最高裁判所の判例としての「マクリーン事件」。ここで入管行政の広範な…

言葉の壁から避難所に入れなかった外国人~多言語通訳サービスの必要性~

言葉の壁から外国人も避難所に入れなかった外国人 避難所に入れても情報弱者 多言後通訳サービスの必要性 言葉の壁から外国人も避難所に入れなかった外国人 台風19号では路上生活者が避難所から受入拒否をされたという命に関わる問題が発生しましたが、外国…

オリンピックの裏で起きている人権問題について

車の中で流れていた堀潤さんのラジオJAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIOで「難民申請者を入国管理局の収容施設で長期間にわたって拘束している問題」を取り上げていたのですが、東京オリンピックの裏でこんな人権問題が起きていることにショックを受けま…

映画「ジョーカー」の感想

ジョーカー観ました。 wwws.warnerbros.co.jp 個人的には見出しにあるような「格差と差別、弱者に無関心な社会に見捨てられた中年男性の内面を描くリアルな映画」という、自分たちとは切り離した同情の視点には少し違和感がありました。こういう視点が、そも…

【読書ノート】ひとりで生きていく [ ヒロシ ]

ゆるキャン初心者として、ソロキャンプYouTuberのヒロシからは勉強させていただいております。思わず、買ってしまいました。 ひとりで生きていく [ ヒロシ ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > エッセイ > エッセイショップ: 楽天ブックス価格…

【読書ノート】さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 《永田カビ》

タイトルにひかず、読んで欲しい一冊。作家の永田カビさんのご自身の経験を漫画にしたもの。 さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 作者: 永田カビ 出版社/メーカー: イースト・プレス 発売日: 2016/06/17 メディア: コミック この商品を含むブログ (27件) …