傍楽 - Kaori's Blog

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会事業家・活動家から感じたことを綴っていきます。

ひめゆりの塔に献花〜守られなかった日本人と守られた日本人

今回の沖縄の旅は、ひめゆりの塔と平和記念公園へ。 ひめゆりの塔へ献花。戦況が悪化する中、まだ15〜17歳の子どもが国家に動員され、なんとその1週間後に無責任な解散命令を受ける。これは、軍はもう守らないので自分で逃げろということを意味する。避難し…

国立ハンセン病資料館へ

先日、初めて国立ハンセン病資料館へ行ってきました。 国がハンセン病患者にしたきたことは、棄民政策の一つなのだろうと思いました。 憲法で人権が保障されるようになってからも、ハンセン病患者を隔離し続けていた政策には、ホームレス問題とも通じるもの…

【読書ノート】半分姉弟 1 (トーチコミックス) 藤見 よいこ (著) (リイド社)

友人の紹介で知ったのですが、とってもよい漫画でした。 主人公は外国人と日本人の親を持つ"ハーフ"(本書では敢えて"ハーフ"と表現)であり「2世」でもあります。(2世とは、外国から来た「第一世代」の親を持ち、その国で生まれ育った子どもを指します)…

【読書ノート】「告知事項あり。」 児玉和俊 (著) (主婦の友社)

2025年1月22日に発売された書籍『告知事項あり。その事故物件で起きること』を読了。著者は事故物件に特化した不動産コンサルティング会社「株式会社カチモード」の代表取締役社長・児玉和俊さん。同社の特徴は、事故物件に一晩滞在し、科学的な調査を行う「…

行政の民間依存が行き着く先~【Nスぺ】 死亡退院 精神医療・闇の記録

Nスぺの「死亡退院 精神医療・闇の記録」を見た。

「信用」って意外につまらないものかもしれない

爲末大さんのXの投稿「信用と信頼と安心の関係」 https://t.co/FYTIgoiD4O — 爲末大 Dai Tamesue (@daijapan) 2024年12月4日 信用と信頼は意味が近いですが、調べてみると「信用は具体的な過去の実績を根拠にして信じる」で、「信頼は未来に向けたものでそれ…

「夜回り」と「炊き出し」の現場で感じたことを振り返る

定期購読している「Be!」が届きました。今回は、路上生活者支援をしているTENOHASI代表 清野さんのインタビュー記事【「生きづらさ」支援の現場を歩く】を読んで、昔ボランティアをしていた頃を思い出しました。

自由の「価値」と「難しさ」を若者に伝えることはできるのか~ワイルドサイドを歩けDJ Vol.83「ユースに捧ぐ~愛と汚辱のうちに」に参加~

大阪の大好きなお二人、一般社団法人officeドーナツトーク代表田中俊英さんとNPO法人釜ヶ崎支援機構 理事の松本裕文さんのワイルドサイドを歩けDJ Vol.83「ユースに捧ぐ~愛と汚辱のうちに」にオンライン参加。 「どうしたら自由を謳歌している若者としてみ…

【締切】読書会(12/28)「家族という呪い (加害者と暮らし続けるということ) 」(阿部 恭子 著 幻冬舎)

12月28日(土)に「家族という呪い (加害者と暮らし続けるということ) 」( 阿部 恭子 著 幻冬舎 )の読書会を開催します。 日本で2008年に初めて犯罪者の家族(加害者家族)の支援団体を立ち上げた阿部恭子さんの著書です。本書にご関心のある方は、お気軽…

映画「アディクトを待ちながら」

映画「アディクトを待ちながら」を鑑賞し、依存症当事者が早期に自助グループや支援団体と繋がる重要性を感じました。

闘うことだけが、社会や価値観を変えるわけじゃないということ

芸能人で好きな人はあまりいないけれど、ヒロシさんは好きで、彼のぼっちキャンプを見てると癒されるんですね。 ひとりでキャンプをすることって、そもそも発想が無かったというか偏見があったと思うけれど、抗議するわけでもなく自然体でその意味や楽しさを…

高校生のアートと出会う「第75回高校展」~NPOの品格を考える旅④

高校生のアートと出会う「第75回高校展」~NPOの品格を考える旅④

自分の中にある「震える弱いアンテナ」を大切に育てる~NPOの品格を考える旅③

茨木のり子さんの詩から学んだ「震える弱いアンテナ」を大切にすることの重要性について述べています。強いアンテナでは強い感情しかキャッチできないが、弱いアンテナは繊細な感情を受け取ることができる。そのため、弱さを克服するのではなく、自分の中で…

ココルーム – ゲストハウスとカフェと庭〜釜ヶ崎芸術大学〜に泊まってきました!~NPOの品格を考える旅②

「ココルーム」というNPO法人こえとことばとこころの部屋が運営するゲストハウス訪問記です。 ココルームは大阪市西成区釜ヶ崎にあり、地域に根ざしたアートNPOとして活動しており、出会いや交流を促す場所として機能しています。 特に庭の美しさと癒しの空…

駅のホームと屋根を突き破る御神木@京阪電鉄 萱島駅~NPOの品格を考える旅①

CSR

萱島駅には、樹齢700年の御神木がホームを突き破る形で保存されていると聞き、行ってきました。当初伐採予定だったようですが、地域の請願で残され、京阪電鉄が神社を再興したとのこと。地域を大切にする企業として素敵だなとおもいました。

「NPOの品格~劣化NPOの責任と、品格の自覚」(8/7)でお話させていただきます

8月7日(水)に、「NPOの品格~劣化NPOの責任と、品格の自覚」@大阪ココルームでお話させていただきます。

運命の人(山崎 豊子)~西山事件からみるジャーナリズム精神の衰退

山崎豊子「運命の人」(ドラマ)を久々に見た。2015年に書いたブログを思い出し、リライトしました。

「劣化する支援」シリーズ 『「劣化する支援」から離れられない~(5/10)』に参加します

劣化する支援シリーズが進化して戻ってきました! 一般社団法人officeドーナツトーク田中俊英さん主催イベント【「劣化する支援」から離れられない~「ポリティカルコレクトネスに 頼らない社会貢献は可能か」「名誉毀損訴訟の影」】が、5/10(金)に開催さ…

【読書ノート】ボーダー 移民と難民/佐々 涼子(集英社インターナショナル)

友人に薦められて「ボーダー 移民と難民」を読んだ。著者は、日本語教師経験のあるノンフィクションライター佐々涼子さん。昨年米倉涼子さん主演で話題になった「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の著者でもある。

【読書ノート】闇に染まりし、闇を祓う

本書は、怪奇ユニット都市ボーイズ・呪物コレクターのはやせやすひろ氏による、これまで依頼されてきた不可思議案件の取材内容について書かれている。

読書会(10/22)「離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告」( 棚瀬/一代著 光文社 )

10月22日(日)に「離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告」( 棚瀬/一代著 光文社 )の読書会を開催します。

神宮球場で野球観戦~外苑再開発は反対

4年ぶりくらいに神宮球場で野球観戦をしてきました😊 ヤクルトVS広島。 私は子どもの頃からヤクルトファンですが、昔はヤクルト戦はガラガラだったのに、めちゃくちゃ混んでました。そして、自由席もなくなっていました。昔は自由席でしか行ってなかったのに😂

【開催報告】読書会「顔面バカ一代--アザのあるジャーナリスト」( 石井政之著 論創社 )

9月9日(土)に、読書会「顔面バカ一代--アザのあるジャーナリスト」( 石井政之著 論創社 )を開催しました。 当日は、子ども・若者支援に携わっている女性3名で、約3時間弱意見交換をしました。

シレーナ@国分寺

ブログを書く癖をつけるため、遊び的なことも書いていこうと思います。 今回は、読書会後の懇親会で行った国分寺のレストラン「シレーナ」。ご参加者が紹介してくださったのですが、雰囲気・お料理・サービスとも、とても良かったです。

『今時の「不登校」を考える』に参加~中学校内サードプレイスは新しい不登校支援

いつもお世話になっている一般社団法人officeドーナツトークの田中俊英さんが講師として登壇された、公益社団法人 日本精神神経科診療所協会 児童青少年問題関連委員会 主催【子どものこころの健康を考えるシンポジウム『今時の「不登校」を考える』】(開催…

読書会(9/9)「顔面バカ一代--アザのあるジャーナリスト」( 石井政之著 論創社 )

9月9日(土)に「顔面バカ一代--アザのあるジャーナリスト」(石井政之著 論創社)の読書会を開催します。著者の石井さんとは、4年前にNPOの活動で知り合いました。 石井さんの当事者・ジャーナリストとしての発信力に日々影響を受けており、今回読書会を開…

宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」

宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」観てきました。

性について語り合うサードプレイス「ナースカフェ」は人権教育でもあると思った

officeドーナツトークの取り組み「ナースカフェ」の活動を振り返る「ナースカフェ 2022年の振り返り」に参加させていただきました。 講師は、ナースカフェを企画した新山愛子さん。看護師でもありドーナツトークのスタッフさんでもあるんですね。 ナースカフ…

「復活!劣化する支援 / 劣化するNPO」に参加&次回告知

10月14日(金)、「復活!劣化する支援 / 劣化するNPO」に参加してきました! 講師はofficeドーナツトーク代表の田中俊英さんと大阪府立西成高校の山田勝治校長。 劣化する支援/NPOシリーズの最終回が2019年10月だったので3年ぶりの復活ですね。今回の再開に…

【読書ノート】洗脳 地獄の12年からの生還  <Toshl (著)>

旅先からの電車の中で読み切ってしまいました。洗脳とはこういうことなのかというのがリアルにわかる。 ホームオブハート団体代表と幹部である元妻のタッグによるマインドコントロールと心身に対しての暴力による支配が12年も続いていたのですね。そして10億…