国立ハンセン病資料館へ
先日、初めて国立ハンセン病資料館へ行ってきました。

国がハンセン病患者にしたきたことは、棄民政策の一つなのだろうと思いました。
憲法で人権が保障されるようになってからも、ハンセン病患者を隔離し続けていた政策には、ホームレス問題とも通じるものを感じます。
療養所では、医療従事者や施設運営の職員をほとんど配置せず患者に労働を強いて病気を悪化させたこと、日本だけが患者に子どもを産ませないようにしていたこと、薬が開発された後も子どもは社会復帰できず親との関係を築くことも叶わなかったこと、やっとの思いで社会復帰を果たしても偏見にさらされ療養所に戻らざるを得なかった人たち、家族を持つ機会もてず療養所しか居場所がなかった人たち。

印象に残った写真は、この「舌読」。病により視力も指先の感覚も失った人が、点字すら読めず、舌で文字を読んでいたそうです。

この写真にあらわれるように、このような状況、そして身体的にも視力・手足の自由を失っても、自分自身の価値や生きがいを求め、さまざまな文化・芸術を通じて自己表現をし続けた人たちがいたこと。
それが、一番印象に残り、希望にもなりました。