傍楽:来栖香のブログ

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会起業家の働き方や生き方を研究中。このブログでは、社会課題をビジネスの力で解決するソーシャル・ビジネス、非営利組織の経営、CSRなどについての気づきを共有していきたいと思います。

ロマンチック・ラブ・イデオロギーというバイアス③~正しい関係と気持ち良い関係の違い~

前回の続き。

 

 

comriap.hatenablog.com

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 これまでの話から

正しい関係と気持ち良い関係は異なる

ということがわかる。

熊谷氏は、【正しい関係】については議論されつくしてきたが、【気持ち良い】関係については、ほとんど議論さ れていないと話す。

 

正しい関係は、時に暴力的な関係にもなる。
気持ち良い関係を探ることは、暴力から遠ざかる。

という熊谷氏の言葉。

 

育児や介護に関連する暴力の問題を考えてみても、日本の家族(制度)は血縁の絆が強く、家族には「気持ち良い関係」よりも「正しい関係」を強く求める傾向があるように感じる。ここでいう正しい関係の中には、家族によるケア(介助)も含まれる。

しかしながら、ケアされる子どもや障害者、高齢者は家族を選ぶことはできないし 、逃げることもできない。そうであるならば、気持ち良い関係を築けない家族であったら、もっと簡単に家族は解散しても良いものではない だろうか。

 

 私は、この時代に家族は不要と言いたいのではなく、家族、あるいは家族にかわるものは絶対的に必要であると思っている。ただし、それは、無償無私の愛で繋がることが一番大切なことであるとすれば、今の家族制度に疑問を持つことも必要だと考える。