「黒い司法 0%からの奇跡」を観ました。
黒人弁護士のブライアン・スティーヴンソンのノンフィクション作品「黒い司法-黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う」を映画化したもの。
新人の黒人弁護士ブライアンが、冤罪で死刑宣告をされた黒人男性の無罪を勝ち取るため、アラバマという人種差別が激しい地域で闘うというストーリー。
黒い司法とは、殺人犯を逮捕できず焦っている警察が、住民(白人)の安心のため黒人を犯人にでっちあげること。黒人であるというだけで、アリバイもあるのに、ちゃんとした捜査すらされず、簡単に逮捕され死刑になってしまう。
実際ブライアンは、その後も黒人囚人たちの冤罪を証明し続け、その数は100名を超えるとか。
ちなみに、昨年5月にアメリカで起きたジョージ・フロイドさんの死亡事件を受け、映画業界がアメリカ国内で全てのデジタル・プラットフォームで無料レンタルできるようにしたそうです。
We believe in the power of story. #JustMercy is one resource we can offer to those who are interested in learning more about the systemic racism that plagues our society. For the month of June, #JustMercy will be available to rent for free on digital platforms in the US. @eji_org pic.twitter.com/3B2IHMNk7E
— Just Mercy (@JustMercyFilm) 2020年6月2日
「私たちは物語の持つ力を信じています。『黒い司法 0%からの奇跡』は、私たちの社会を悩ます制度化された人種差別を学びたいという人たちにとって、手助けとなるはずです。6月は米国のデジタルプラットフォームで無料でレンタルできるようになります」
こういうのが本来のCSR的発想だな~と、思いました。