傍楽 - Kaori's Blog

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会事業家・活動家から感じたことを綴っていきます。

『今時の「不登校」を考える』に参加~中学校内サードプレイスは新しい不登校支援

いつもお世話になっている一般社団法人officeドーナツトークの田中俊英さんが講師として登壇された、公益社団法人 日本精神神経科診療所協会 児童青少年問題関連委員会 主催【子どものこころの健康を考えるシンポジウム『今時の「不登校」を考える』】(開催場所:浜松町)に参加しました。前半が講演、後半がディスカッションという構成でしたが、田中さんの講演を中心にまとめてみたいと思います。

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読書会(9/9)「顔面バカ一代--アザのあるジャーナリスト」( 石井政之著 論創社 )

9月9日(土)に「顔面バカ一代--アザのあるジャーナリスト」(石井政之著 論創社)の読書会を開催します。著者の石井さんとは、4年前にNPOの活動で知り合いました。

石井さんの当事者・ジャーナリストとしての発信力に日々影響を受けており、今回読書会を開催することにしました。

 

開催日

2023年9月9日(土)15時から2時間程度

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性について語り合うサードプレイス「ナースカフェ」は人権教育でもあると思った

officeドーナツトークの取り組み「ナースカフェ」の活動を振り返る「ナースカフェ 2022年の振り返り」に参加させていただきました。

講師は、ナースカフェを企画した新山愛子さん。看護師でもありドーナツトークのスタッフさんでもあるんですね。

  • ナースカフェとは
    • 性について語り合うサードプレイス
    • 日本の性教育の問題点
    • ナースカフェができるまで
  • ナースカフェの振り返り
    • 第1回 「ダイエット」
    • 第2回 「フリートーク
    • 第3回 「コミュニケーション」
    • 第4回 「多様性」
  • ナースカフェがサードプレイス内にある意義
    • 親・教員以外の第三者に相談できる
    • いつも立ち寄るカフェで"ついで"に聞ける
    • カラダの悩みを相談できる専門家と出逢える

 

ナースカフェとは

性について語り合うサードプレイス

ナースカフェとは、性について語り合う場。officeドーナツトークが西成高校で運営している高校内居場所カフェ"となりカフェ"の中にあります。サードプレイスの中にあるところがポイントなのですね。

性教育というと堅苦しいので、性をテーマにして、体のことだけではなく心も含めた性のしんどさなど、思春期の性全般を語り合うことで、気づいて欲しいというのが目的なのだそうです。

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「復活!劣化する支援 / 劣化するNPO」に参加&次回告知

10月14日(金)、「復活!劣化する支援 / 劣化するNPO」に参加してきました!

講師はofficeドーナツトーク代表の田中俊英さんと大阪府立西成高校の山田勝治校長。

劣化する支援/NPOシリーズの最終回が2019年10月だったので3年ぶりの復活ですね。今回の再開にあたっては、"劣化とは何か"という点について、団体の批評ではなく、過去のイベントで議論した内容からそれぞれのポイントを一般化し、みんなでシェアしていきたいということでした。

なぜ「劣化する支援」が問題なのかというと、支援が劣化していくと、真の当事者の声が潜在化してしまうからなんですよね。田中さんは、潜在化する当事者の5つの要素として、以下を挙げられています。

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【読書ノート】洗脳 地獄の12年からの生還  <Toshl (著)>

旅先からの電車の中で読み切ってしまいました。
洗脳とはこういうことなのかというのがリアルにわかる。

ホームオブハート団体代表と幹部である元妻のタッグによるマインドコントロールと心身に対しての暴力による支配が12年も続いていたのですね。そして10億以上の収奪。マインドコントロールがとけたとき、その主犯格の相棒が自分のパートナーだと悟った時の心情は計り知れないものがあるとおもいます。
本書のあとがきは最近メディアで注目されている紀藤弁護士で、以下のような文章がありました。

「洗脳事件は交通事故のようなもの」と私が指摘する根拠もここにあります。つまり、カルトの加害者と被害者が出会っても、そのとき被害者になる人が悩みを抱えていて精神的に不安定な状況でなければ、深入りする危険性はほとんどなかったと言えると思います。


弱った人に善意の顔で近づき利用し、徹底的に搾り取るという行為をしても、主犯の二人は今も逮捕されていなく、団体名を変えて活動をしている。そんなこと、許されるのですね。

紀藤弁護士はToshiさんのメディア報道から当事者から相談が相次いだようで、Toshiさんが団体と決別後協力して活動されているようです。

本書の中でもお二人が触れていましたが、この団体の共同生活の中には子どももいて、ダンボールの中に入れられていたとか、学校には行かせてもらえないとか深刻な児童虐待の環境もあったようで、その子たちがその後どうなっているのか、とても心配に思います。そして、有効な対策も見いだせていない。子どもの権利とは、、と考えてしまいました。

officeドーナツトーク「居場所カフェでのかかわりは何が違うのか」に参加しました。

officeドーナツトーク主催のオンラインイベント「zoom校内居場所カフェ(ロールプレイ含む)16 居場所カフェでのかかわりは何が違うのか」に参加しました。

本イベントの趣旨としては、居場所カフェでのスタッフの動き(生徒との関わり方)のノウハウ部分がまだ教科書化されていないので、officeドーナツトークとしてZOOMを使ってコンテンツ化していきたいとのことでした。

居場所カフェというのは流動的な動きであり、無意識的な組織の動きであり、とても運営がむつかしい。だから現場で働いている人のために、わかりにくいことを言語化していくということを忘れずにいたいと思う。(田中さん)

内容は、田中さんと辻田さんの対話と実践としてロールプレイング(辻田さんが支援者役、田中さんが生徒役)がありました。

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