人気棋士の橋本崇載八段が、子どもの連れ去り、実子誘拐の被害者であると告発をされた。いよいよ、この問題が顕在化するフェーズにきたように思う。
橋本崇載八段は、子どもの連れ去りのショックにより、将棋連盟棋士として今後対局を続けるのはメンタル的に不可能だとおっしゃっている。
子どもを連れ去られた親御さんはメンタルを病んでしまい仕事を続けられなくなる人が多いことも、これを機にやっと理解されていくのだろう。
連れ去られた別居親の辛さ、その中でも特に父親の辛さは、本当に軽視されていると思う。その中に別居親への差別、特に父親への差別を感じるのだ。
子どもを連れ去られた被害者であるにも関わらず、被害者が被害者として扱われない。
それどころか、連れ去られた被害者の存在は無視されたり、被害者側の落ち度や加害性を疑われる。被害者は二重に傷つき、沈黙する。メンタルだって病むだろう。
そんな理不尽なことが日本で起きているのだ。
そして、子どもの連れ去りが見過ごされている背景には、日本の単独親権制度がある。