傍楽 ~未来をつくる仕事をしよう~

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会事業家・活動家から感じたことを綴っていきます。

子どもの声を聞く場としての「高校内居場所カフェ」~居場所カフェが教育を変えていく@大阪①

日本大学 末冨芳教授の基調講演「たのしい学校じゃダメですか?」

 

日本初の高校内居場所カフェ

 10月20日、居場所カフェが教育を変えていく@大阪 『学校居場所カフェ』出版記念 に参加してきました!じわじわと全国に広がっている高校内居場所カフェですが、日本初の高校内居場所カフェは大阪のofficeドーナツトークと西成高校との連携から始まりました。

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高校内居場所カフェの役割には、これまで色々訴えてきましたが、改めて思ったことは

学校の外ではなく中に、子どもの声を聞く「権力の及ばぬ居場所」をつくった、というのがイノベーション

なのだと思いました。

 

子どもの声を聞く場としての「居場所カフェ」

 日本では子どもの声を大事な意見として受け止めるという文化があまり無いと末富先生は指摘します。私もそう思いますし、特に学校の中ではよりその傾向があるのではと思います。また、生徒の問題行動の背景には言いにくいSOSがあるのだろうと思いますが、それを大人の力で押さえつけてしまっている感じもします。(ゼロ・トレランス方式)

高校内居場所カフェを学校内に入れることによって、生徒の声を聞こうとする文化が学校や教員に少しづつ根付いていくきっかけになる可能性もあると思いました。そうなったら、日本の学校は変わっていくのではないでしょうか。 

 

変わらなくてはいけないのは「大人」

 日本社会全体として、SOSを出しにくい若者がやっと声をあげられた時に、ちゃんと受け止められている大人が少ないと感じました。末富先生が、環境活動家のグレタさんの声がなぜあそこまで大きくなったかというと、彼女の声を受け止めそれが大事だと言って応援してくれる大人や同世代の仲間がいたから、ここまでの活動になったのではないかと指摘されていましたが、その通りだと思います。変わらなければいけないのは、子どもではなく大人なのかもしれません。

 高校内居場所カフェという「サードプレイス」は、学校の中に【いかなる外界・世俗の権力の及ばぬ地】(西成高校山田校長の言葉)であるからこそ、生徒が話せることもあり、また、これにより、教員ー生徒の関係性に変化を与えることができる可能性があるというが居場所カフェの重要な役割かもしれません。

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