傍楽:来栖香のブログ

「働く」とは「傍(近くにいる人)」が「楽(らく)」になること。日々の仕事を通じて社会に貢献する、社会起業家の働き方や生き方を研究中。このブログでは、社会課題をビジネスの力で解決するソーシャル・ビジネス、非営利組織の経営、CSRなどについての気づきを共有していきたいと思います。

NHKスペシャル “駅の子”の闘い ~語り始めた戦争孤児~を見て

NHKスペシャル“駅の子”の闘い ~語り始めた戦争孤児~を見た。

戦争の被災者で最も弱者である子どもたちが 駅で寝泊りし、「浮浪児」という蔑称で呼ばれ、とてつもなく大きな差別を受けていたという事実。誰ひとり「大丈夫?」と声をかけてくれる人はいなかったという【無関心さ】から、駅の子を治安を乱す存在として【嫌悪】に変わるその様は、現在の貧困問題、ホームレス問題にも重なってくる。

保護するべき弱者の子どもを狩り込み(いわゆる強制収容)する警察の行動は、過去あった「治安維持」という名のホームレスの狩りこみ、焼き討ち、現在の強制排除とも通じる。国による「治安維持」を理由にした弱者の強制排除が、この日本で子供にまであったのかということが衝撃だった。

www6.nhk.or.jp

空襲などで親を亡くした戦争孤児は12万人にも及び、孤児が駅で寝泊まりする姿は全国で目撃され「駅の子」と呼ばれたが、その実態はあまり調査されてこなかったようだ。NHKが3年間かけて孤児への聞き取りや資料発掘をおこない、この番組ができたようだが、戦争孤児が置かれていた環境は想像を超えるものだった。

昭和21年。私の両親が生まれたのが昭和25年だから、そのほんの少し前の出来事とは思えない。当時の日本は、失業者や引揚者の対応に追われていたという背景は理解するが、『戦争が終わってからが本当の闘いだ』というこの事実はあまりにショックだった。

いくつか本を読んでみよう。