アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」がアニメ映画化されているということで、観てみました。
「星の王子さま」は原文でも読んだくらい好きな本でしたが、イメージが壊れることもなく、とてもきれいな映画でした。また、当事者である子どもの目線のストーリーと描写が良かったです。
原作では 「かんじんなことは、目に見えないんだよ」が有名ですが、本作品での一番のメッセージは「問題は大人になることじゃない、 忘れることだ」かな、と感じました。
続きを読むアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」がアニメ映画化されているということで、観てみました。
「星の王子さま」は原文でも読んだくらい好きな本でしたが、イメージが壊れることもなく、とてもきれいな映画でした。また、当事者である子どもの目線のストーリーと描写が良かったです。
原作では 「かんじんなことは、目に見えないんだよ」が有名ですが、本作品での一番のメッセージは「問題は大人になることじゃない、 忘れることだ」かな、と感じました。
続きを読むイギリスで公開されてすぐに上映禁止され、30年間もの間上映禁止となっていた、トッド・ブラウニング監督のフリークス(怪物圑)が、アマゾンプライムで観れるようになっていました。60分なので、ぜひ観てみてください。
この映画の特徴で、おそらく問題となった点は以下であると思われます。
続きを読む・登場人物の大半は実際に障害を持っていて、見世物小屋の芸人として出演している
・障害者VS健常者となっており、健常者が障害者を差別・嫌悪する悪人として描かれている
・障害を持つ人たちが健常者に対して恨みを持ち、一致団結して残虐な復讐をする
台風19号では路上生活者が避難所から受入拒否をされたという命に関わる問題が発生しましたが、外国人も言葉の壁から避難所に入れなかったというケースがあります。避難所が満員だった場合の対応を外国語で伝えることができないと、外国人もなぜ避難所に入れなかったのかわからないため、日本の避難所は外国人を入れてくれないという誤解を生んでしまうこともあるようです。
続きを読む「地方の体育館などは規模も小さく、避難できる人数も多くは確保できない。体育館などでキャパシティオーバーした時に、その旨を外国人に伝えられるようにしておく必要があります。しかし通訳の依頼が入った件では、結局避難所側は英語がわからず”NO”としか言えなかったのです」
「外国人当人もなぜ避難所に入れなかったのかわからなかった。避難所には物資などが全部届くのに、言葉の壁により『日本の避難所では外国人を受け付けてくれない』というネガティブなイメージが伝わってしまいました」
(記事「災害時、無料で通訳をしているサービスがある。そこに込められた想いとは(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース」より)
車の中で流れていた堀潤さんのラジオJAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIOで「難民申請者を入国管理局の収容施設で長期間にわたって拘束している問題」を取り上げていたのですが、東京オリンピックの裏でこんな人権問題が起きていることにショックを受けました。
入管の収容施設では2年以上の長期収容が大幅に増加しているそうです。仮放免も認められない長期収容はいつ出られるのかわからないため、当事者からしたら終身刑のような状況とのことです。精神的に追い込まれ、ハンストによる抗議、自殺未遂などが起きていて、6月にはナイジェリア男性がハンガーストライキの果てに餓死してしまいました。
先月の法務大臣会見によれば、これまで198人が自ら食事を絶ち、その内、36人が現在もハンガーストライキを継続しているとのこと。
なぜ長期収容が増えているのか。それは、政府によるオリンピックに向けた治安維持対策がありそうだということです。
続きを読むジョーカー観ました。
個人的には見出しにあるような「格差と差別、弱者に無関心な社会に見捨てられた中年男性の内面を描くリアルな映画」という、自分たちとは切り離した同情の視点には少し違和感がありました。こういう視点が、そもそもジョーカーを生み出したのではないかと。
彼は絶望もしてなかったし、夢もあり、愛も求めていて。同居する母親のケアもちゃんとしていて。もちろん、精神障害をもっていることもあり、貧困や差別の中にいて、そこには私もすごく怒りを感じた。でも、それは同情とは違うわけで。その違いは小さいことに見えるかもしれないけど、大きなことのように思う。こういう違いがジョーカーを生み出したのではないか?とも思う。彼は、同情してくれる人ではなく一緒に怒ってくれる人を求めていたのではないかと。ネットで感想を見てると同情が圧倒的に多く、これはジョーカーが生まれるのも時間の問題ではないか、、と思ってしまったり。。
続きを読む